おすすめの本:なぜ、この人と話をすると楽になるのか
第4回目のおすすめ本を紹介していただくのは東京勤務のバックオフィス業務担当のYYさんです。(入社3年目)
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今回お勧めの本を選ぶ際に全力で趣味に走ろうかとも思いましたが、
高校の恩師から贈られた本をこの場をお借りしてご紹介させていただければと思います。
「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」 著:吉田尚記
著者の吉田さんははニッポン放送の人気アナウンサー。
アナウンサーという職に就きながらも、元々は「コミュ障」だったという彼は、試行錯誤結果、コミュニケーションについて「ゲーム」のようだと考えるようになりました。
コミュニケーションには沢山の「型」があって、その型を駆使することで、コミュニケーションは楽しくなるのだ、と。
この本自体は、もともと、動画サイトの生放送を通じて著者が視聴者に語りかけた文章を一冊に編みなおしており、「基礎編」と「技術編」に分かれています。
とても臨場感があり、非常に読みやすい一冊です。
昨今は対面での会話よりチャットを使用したコミュニケーションも多くなっていると思います。
対面での会話は表情や声のトーンなどで感情が読み取れましたが、文章だけではそうはいきません。
本書は基本的に対面での会話を想定したものですが、コミュニケーションの基盤となる部分に変わりはありません。
著者がコミュニケーションの「技術編」であげているものには次のようなものがあります。
★私が”なるほど!”と思って気を付けるようになったことをピックアップさせていただきました
『相手のために質問をする』
会話をするにあたって、当たり障りの無い話題を話し始めるより、その話題を質問したほうが簡単
『相手に対して興味を持つ』
質問するには、相手に興味をもって見て、考えないといけない
質問し、相手のフィールドで会話を広げることでようやく話に花が咲く状態になる
ちなみに後述で、タモリさん😎の「髪切った?」は神の一手と述べられていました
『会話で優位に立とうとしない』
相手のフィールドで話をしているとつい、自分が優位に立ちたくなってしまう時がある
そうなりすぎない方法として、①褒める ②驚く ③面白がる があるが、例えば、褒められて気分を害す人はほとんどいない。
それなら、褒めることを躊躇わず行うことで互いに良い関係を築けるきっかけを作れるとより良いなど
「技術」として記されていると難しく、そしてちょっとめんどくさいものに感じますが、恐らく誰もが親しい人との間でよく繰り広げているものではないでしょうか。
きっと些細な興味と質問、そして褒めたり、驚いたり、笑ったりが積み重なってコミュニケーションと呼ばれるのかなと思います。
そんな日常の当たり前のようで、当たり前じゃないことを気づく一冊でしたので、コミュニケーションに自信があるかたも、苦手意識がある方も是非一度お手にとっていただければと嬉しいです。