COLUMN

コラム

おすすめの本:最高の脳で働く方法

第6回目のおすすめの本を紹介いただくのはエンジニアのARさんです(入社3年目)

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私はコロナ過により、完全在宅勤務となり外出する回数が減りました。
通勤や、現場メンバとのコミュニケーション等、脳に刺激を与える機会も格段に減っていきました。

もっと脳に刺激を与え、よりよい仕事ができたらと思い見つけたこの本を紹介したいと思います。

この本では、仕事をする上でいろいろな状況についてどうやって進めていけばよいかが書かれています。前半は自分自身の脳についての扱い、後半は他者の脳とのやりとりが書かれています。

そこで、今回は、前半部分に書かれている「5つのことを同時にこなす」について紹介したいと思います。

「5つのことを同時にこなす」
まず、著者のデイビット・ロックは脳科学研究者であるため、脳についての話が良くでてきます。
脳にはスペースに限界があり、複数の意識的な作業を同時にやるとパフォーマンスが著しく低下すること。

意識的な作業(意思決定、問題解決など)は、脳の「前頭前皮質」が行っているが、貴重なリソースで使えば使うほど、脳が疲弊しパフォーマンスが低下していく。

本の中では、ある人物が複数の意識的な作業を行ったことで、ミスをしたりパフォーマンスが悪くなったりと弊害が起き、それをどうしたら解決できるかが書かれています。

解決方法としては、複数の意識的な作業を並行して行わないこと、できるだけ作業をルーティン化して、意識的な作業から切り離すこと。あえて、複数の意識的な作業を行う場合はペースを落とすことのようです。

工場などのルーティン化している仕事などでは少ないかもしれませんが、私達がしている仕事では、多くの場面で意識的な作業が発生します。

私も、意識的な作業を並行してやった結果、多々失敗しこともあったなと思い出しました・・・。
複数のことをやると1つがおろそかになったり、忘れてしまったりすることも多々ありました。著者が言うように脳には限界があることは理解していました。
ただ、それについてどう対応していけばいいのかを十分に理解できていませんでした。この本で、全て解決!というわけではありませんが、これからはもっと自分の脳と向き合っていこうと思います。

皆さんも機会があれば、是非読んで、自分の脳と向き合ってみてください。