COLUMN

コラム

おすすめの本:獣の奏者

第34回目のおすすめの本を紹介していただくのはエンジニアのKMさんです(入社3年目)

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お疲れさまです。エンジニアのKMです。

さて、私がオススメする本は、数年前に読んだ、上橋菜穂子の『獣の奏者(そうじゃ)』です。

人気の作家なのでご存知の方も多いかもしれません。
著者の作品としては、他にも
・『精霊の守り人(もりびと)』(NHKで綾瀬はるか主演でドラマ化されました)
・『鹿の王』(2015年の本屋大賞を受賞しました)
などが有名で、『獣の奏者』を含め、いずれもファンタジー小説に分類される作品です。

・作品との出会い

以前から著者の名前は知っていたのですが、ファンタジー小説というものに苦手意識があり、著書を読んだことはありませんでした。
そんな私が『獣の奏者』を手に取ったきっかけは、前職の同僚からオススメ本ということで本をプレゼントされたことでした。
いざ読み始めてみると、すぐにその面白さに引き込まれてしまいました。

・作品の魅力①

タイトルにもある通り「獣」たちが登場するのですが、そこはファンタジーなので、実際の世界には存在しない、空想上の生き物たちが登場します。 しかし、空想上の生き物とは思えないくらい、その獣たちの息遣いや肌触りがリアルに描かれています。

・作品の魅力②

作品内の世界もまた、ファンタジーということで実在しない世界なのですが、現実の世界のメタファーのように感じられて、色々と考えさせられる作品でもあります。

・作品の魅力③

別途、総ルビ版が販売されているなど、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる作品です。小学校高学年くらいなら十分読みこなせるのではないかと思います。

・最後に

もし『獣の奏者』を読んで面白いと感じたら、他の著書も是非。以下の作品が面白くてオススメです。
・『鹿の王』:さすが本屋大賞という面白さです。
・『香君(こうくん)』:今年発売の近著で、最近読み終えたばかりですが、安定の面白さでした。
・『精霊の守り人(もりびと)』:今読んでいるところです。