作者ノススメ
筆者:EHさん CTO(入社7年目)
休みの日でもプログラミングをして何かを作ってるような人間なので、それならばということで、趣味プログラミングをお勧めする意味でも、体験談などを書いていこうと思う。
個人で開発をして公開する場合、開発者ではなく作者と名乗っている。
Wikipediaによると、作者とは、何らかのものを作る者のことである。
作っているものは単なるソフトウェアではなく、自分の想いを乗せた作品なのである。
さて、2010年、Twitterが世間に流行り始めたころ、ご多分に漏れず流行りに乗っかっていたわけだが、
当時のTwitterにはUserStream APIというものがあり、これはタイムラインがストリーミングされる、つまり更新しなくても勝手に流れてくるという機能である。
UserStreamはデスクトップ向けに開発されたクライアントに実装されているものはあったが、モバイルで実装されているものは無かった。
そこで、無いものは作ればいいの精神で、当時出始めたAndroidも相まって、Android向けUserStream対応クライアントアプリを作って公開する流れとなった。(おそらく国内初)
ちなみに、いろいろあってそのアプリは現在使用できない。
アプリの紹介もしたいところだが、ここではアプリを作って起きたことを紹介させていただく。
まず皆さん気になるであろうマネタイズについてだが、遊びでやっていたのであまり本気ではなく、全盛期に月2~3,000円程度の収入があった。
あとは同じくTwitterクライアントを作っている開発者と交流するようになり、優秀なエンジニアとの交流は良い刺激となった。
また、Androidのアプリを開発した後に、ちょうど仕事でもAndroidアプリの開発が入ってきて、案件に即対応ができたということもあった。
そして、アプリのユーザーともTwitterで交流していたのだが、焼肉をおごってもらったり、端末を買ってもらったりと、ありがたい話もあった。
ブログにも紹介されたことがある(これはWindowsPhone版も作ったのでそっちの紹介)
https://smhn.info/201210-wp-megane-review
前述のいろいろあってアプリが使用できなくなって以来、しばらく作者活動は止めてしまってたが、近年ぼちぼち何か作り始めた。
https://remote-bingo.com/
コロナ禍のレクリエーションとして、リモート飲みをしながらビンゴができたら面白いんじゃないかと思いついて、
それならばと、その時興味があったNuxt.jsを使って作ってみた。
この時も1から勉強しながら、余暇の時間を使ってコツコツと作っていった。
最後に、エンジニアとしての成長という意味でも、個人開発はお勧めしたい。
作者とは、何らかのものを作る者のことである。
創造を楽しもう。